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リトル・ランナーのprocerのレビュー・感想・評価

リトル・ランナー(2004年製作の映画)
3.3
 信じることの尊さ、ひたむきで美しい魂というものを改めて思い出させてくれる作品、と感じました。少年は思春期真っ只中・・・少年らしい気恥ずかしい描写もありますが、まっすぐでいい作品ではないかと思います。こん睡状態に陥った母親。自分がマラソンで優勝することで目覚めると信じてがんばる少年、奇跡を信じることに冒涜を訴える校長、応援する神父や友人。「今を生きる」に通ずるものがあるといえばいいすぎでしょうか。正しいものは時により正しくない、正しくないものも時には正しい。あまり言い過ぎるとネタバレになりますのでこのあたりにしておきますが、さわやかな一本です。
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