東朴幕院

恐怖の東朴幕院のレビュー・感想・評価

恐怖(1961年製作の映画)
3.9
本作を観る為にスカパーのザ・シネマに加入してしまった。
そして念願の鑑賞し満足出来た。
主演のスーザン・ストラスバーグは、ポール・ニューマン、マーロン・ブランドー等の実力派俳優を排出したメソッド演技で著名なアクターズ・スタジオを創設したリー・ストラスバーグの娘・・・。筆者としては、『グリズリー』の監督ウィリアム・ガードラーが映画の呪いでヘリコプター事故で死去してしまった『マニトウ』でネイティブ・アメリカンの呪いで肩の腫瘍から悪魔の子供を生んでしまう女性を演じた事で印象に残っている人は多いんじゃないか。
本作『恐怖』でのスーザン・ストラスバーグは洗練された美しさと神経症的な仕草が上手くマッチしており、ストーリー後半のローラーコースター的な展開に花を添える形となっている。『サイコ』で始まったモノクロ・ホラーの系譜の中の一作だが、ストーリーは『ヒッチコック劇場』のシナリオに更に一捻りさせた様な面白さだった。まだまだ、昔の作品で面白いものが隠れているんだなと改めて思った次第。
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