東朴幕院

インフィニティ・プールの東朴幕院のレビュー・感想・評価

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
3.5
ブランドン・クローネンバーグ監督作は何だかんだで全て鑑賞。
兎に角、親父に習ってクセ強な監督だ。

夫婦でリゾートで寛ぎにやってきた作家ジェームズ・フォスターはデビュー作以降書けずにいた。そこでリゾート地でファンだというバウアー夫妻とディナーを共にし交友が出来た。その翌日、本来リゾートからの外出が禁止されているが車を借りてドライブをした帰りジェームズが運転中にアクシデントに遭って…。というストーリーであるが、中米の貧困国でありながら海外の旅行者が犯した罪は金を積む事でそのクローンを作り、そのクローンが代わりに死刑の刑罰を受けるという一つの特殊な設定でストーリーを展開させて行くのはブランドンの好きな作品の構図と言えるだろう。
リゾートに雨季がやってきた事で悪夢的なパーティが終わる訳だが、ジェームズだけがリゾートでリフレッシュ出来ずに悶々としている様が、成功する人間はメリハリを付けて行動するのだなと思わせたね。他所でブランドンがこの作品のテーマをバラしていたらしいが筆者には、この様に思えて仕方なかったね。
俳優陣はアレキサンダー・スカルスガルドは変わらずイケメン、ミア・ゴスも変わらずエロい。そんな作品だ。
東朴幕院

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