ジャン・ギャバンの観る
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
カナダケベック州の人里離れた地
で過酷な自然と闘いながら暮らす
フランス人入植者賛歌
三人の男とマリア
彼女は春には戻ると言葉残し山奥
の伐採作業に向かったフランソワ
を待ち続けるが自然の脅威が彼を襲う。
マリアに会いたい一心が狂わす運命
女は子供と家を守り男は命を掛け体一つ
で働く
そんな暮らしの歴史が300年前から
続く土地での女性の生き様
自分も含めて家族・友人が絶えず命の
危機と背中合わせ故に日常的な強い
信仰心が皆を支えてる
こういう時代のこういう人達の話として
なるほどとは思います
歴史の積み重ねが今を作ってる
ケベック州の公用語はフランス語のはず
なのでこういうことかなと
ギャバン若く好青年フランソワ
台詞少なくマリアに覚悟持たせる役回り
ですが後を思うと意外にも笑顔が印象的
もう一つの主役は自然ですかね
雪に覆われた足跡一つない美しさの裏に
潜む過酷な現実が垣間見れる雄大な風景
と一人の女であります