YAZ

白き処女地のYAZのレビュー・感想・評価

白き処女地(1934年製作の映画)
3.6
ジャン・ギャバンの観る
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ

カナダケベック州の人里離れた地
で過酷な自然と闘いながら暮らす
フランス人入植者賛歌

三人の男とマリア
彼女は春には戻ると言葉残し山奥
の伐採作業に向かったフランソワ
を待ち続けるが自然の脅威が彼を襲う。
マリアに会いたい一心が狂わす運命

女は子供と家を守り男は命を掛け体一つ
で働く
そんな暮らしの歴史が300年前から
続く土地での女性の生き様
自分も含めて家族・友人が絶えず命の
危機と背中合わせ故に日常的な強い
信仰心が皆を支えてる

こういう時代のこういう人達の話として
なるほどとは思います
歴史の積み重ねが今を作ってる
ケベック州の公用語はフランス語のはず
なのでこういうことかなと

ギャバン若く好青年フランソワ
台詞少なくマリアに覚悟持たせる役回り
ですが後を思うと意外にも笑顔が印象的

もう一つの主役は自然ですかね
雪に覆われた足跡一つない美しさの裏に
潜む過酷な現実が垣間見れる雄大な風景
と一人の女であります
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