つげ義春原作の観る
監督 片山慎三
売れない漫画家義男の現実と悪
夢と妄想が時空飛び越え錯綜す
る自由な映画のようで
多分全編台湾ロケで撮影されたはずで劇
中舞台も戦後間もない台湾風。少なくと
も日本には見えずどこでもない無国籍な
異様な空気感は出してる
成田凌演じる義男と先輩らしき作家志望
の男、その男と同棲してる福子、義男が
暮らす長屋の大家。この4人が作る義男
が中心の物語は現実感満載で福子に特別
な感情持つ義男以外には何事もなく進む
そんな時間もある瞬間から自由自在に過
去の義男が現れたかと思えば、過去が今
で今までが夢の世界かなとも。義男以外
は別な時間では別な人になってるので何
が現実かは分からずであります
正直、鑑賞中は戸惑うとこもありますが
時代は変われど義男の福子への想いには
ブレがないので違和感なく観れたしメタ
構造みたいなところもありで義男の感情
に深く入り込んでるのかもしれない
これが世間で言う「つげワールド」なの
ですかね。つげさんの漫画は全く読んだ
ことないので分かりませんが自由だけれ
ど破綻はしてない印象でした。何よりも
ラストが現実として納得出来るのが宜し
いのではないでしょうか。片山監督本作
も独特な世界観を作り上げたようです
終わってみるとかなり面白かったと