"怖い"って感情のなかに"気持ち悪い"があるってのも発見だし、この作品のホラー演出は、ちょっと笑い成分があるんだよな。。
ケラケラ笑う化け物とか、窓の扉がバタバタするのとか、主人公が血をモロに被るところとか、ちょっと笑わせにかかってない?ってところがいくつもある。
外連味に満ちているし、ユニークで楽しい。
映写機のとことか、ああいうどうでもいいとこでもサービスしてくれるのは嬉しい。
身体から白い牛乳みたいなのが出てくるのとかも好きだ。。
あんまり意味のあるシーンじゃなかったけど、序盤、プレゼントをめぐって二人の目線の動きだけ映すところとかスリリングで良かった。。
一箇所だけ象徴的なところを設けているものの、全体的に、家族や恋人が化け物に変わったことへの哀感というか、リアクションが薄いのは気になった。