ハニビー

ドニー・ダーコのハニビーのネタバレレビュー・内容・結末

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

難しいけど深い物語。
28日と6時間42分で終わるというのは
思っていた通りドニーの人生のことだった。
選択肢はドニーに委ねられていた。
自分を救うか、愛する人を救うか。

ドニーが普段見ていたフランクは未来のフランク。
映画館のシーンではフランクがドニーに「I'm sorry.」と謝っていることで分かる。


最後はドニーはフランクが轢いて殺されてしまった恋人と飛行機に乗っている母、妹を助けるべく。
タイムトラベルで過去へ戻り10月2日へ戻り恋人とお母さんと妹を助けた。

そして以前の落下事故が·····。
タイムトラベルで自分を犠牲にして。
愛する人達を救ったと解釈。

映画の中でも度々出てきていたが、
恐怖心(ネガティブエネルギー)
愛(ポジティブエネルギー)
恐怖心があると行動の妨げになったり優しさを失って、道を踏み外してしまう。
恐怖心と戦わなければならないと教えてくれた。
恐怖心を強さに変えることの大切さ。

愛は優しさ、心のゆとり、助け合い、幸せ。

この映画が伝えたいこと。
世界には愛が必要だということ。だと思う。
そうならば劇中の恐怖心と愛の話や
ドニーのタイムトラベルへ過去へ戻り自分を犠牲にするというシナリオに納得いく。

タイムトラベルで28日前に戻って自己犠牲にしてもみんな深くは覚えていないけど、潜在意識で何かを感じているような仕草をラストでしていた。
恋人だった子が不思議そうな顔をしてドニーのお母さんに手を振ったり。
フランクが目を触っていたり。
先生の心配そうな顔だったり。

もしくはドニー自身がタイムトラベラーで未来へタイムトラベルしていて未来の恋人やフランクと接触していたという考え方もできる。
そして28日と6時間未来で過ごしたあと現実世界の10月2日へ戻ったとも考えることはできるが、そうなると辻褄合わない部分も出てくるかと·····
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