課長とヒロシ

あぶない刑事の課長とヒロシのレビュー・感想・評価

あぶない刑事(1987年製作の映画)
3.2
ヒロシ(以下ヒ):今年最新作が公開と、40年近く経った今も根強い人気を誇るシリーズの映画化第1作目!タカもユージもかなりはっちゃけています!(笑)

課長(以下課):ドラマ第1作放映当時はハードボイルド路線で、「あぶない」ってのも「ダーティーハリー」みたいに暴走する硬派な刑事っていう意味で付けられたと思うんだが、徐々に終盤コミカルになっていって、その後の本作もかなり「お気楽」な内容だ。

ヒ:笑笑、ストーリーは不正を働いている製薬会社の秘密を握っている社長秘書の保護のために腕利きの傭兵と対決するっていうシンプルなもので、謎解きやアクションより、コメディとカッコよさに力を入れた感じですよねー。

課:バブル真っ盛りの1987年という時代背景もあるが、常にバックでカッコいいBGMや
舘ひろしさんや柴田恭兵さんの歌がかかっているのは、他の刑事ものと比較しても異質な印象だよなー。この辺は以前レビューした『ルーキー』と比較したら面白いぞ。

ヒ:当時のスーパーアイドル、チャーリー・シーンさんを起用しても頑なに自らの静的な演出にこだわったクリント・イーストウッド監督の『ルーキー』ですが、確かにアプローチの違いでこんなに変わるのかってのがわかって面白いですよねー(笑)

課:だな。そういう意味では本作も時代を彩った名作と言えるだろうなー。70超えてもカッコいい、「タカ」と「ユージ」のスタートラインを堪能してくれ!

ストーリー 2
キャラクター4
世界観   4
演出・映像 3
音楽    3
メインテーマは実は舘ひろしさん作曲!度99
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