このレビューはネタバレを含みます
リプリーというキャラクターが面白かった。女性が冷遇されている環境に耐えられず、しばしば不満が出てくる。現代のウーマンリブ的なキャラクターなのかと思ったら、彼女は決して強くない。主人公補正もない。しっかりと絶叫するし、自分でセットした爆弾を解除できずにやりきれない気持ちを船にぶつける。この時代に女性をメインの主人公として描いたのが面白いし、さらに強い女性ではなく弱みもしっかりと描いて、特に孤立してしまいエイリアンから逃げるシ部分の絶叫感はシャイニングのあのひとみたいな怯えっぷりで、本当にエイリアンって怖いんだって思わされた。
あとロボットは予想できなくて、初めて見た時なんかエイリアンに寄生されて意思を乗っ取られたのかと思った。
エイリアンが絶望的にしつこくて怖かった。