オトメチカ

シンデレラのオトメチカのレビュー・感想・評価

シンデレラ(1950年製作の映画)
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物語の最初に、小さいけれど平和で豊かで夢と伝統がある国です、って言ってたけど、国王が孫欲しさに王子に女あてがおうとするわ、それに失敗したと見るや臣下に斬りかかるわで、とてもじゃないけどそんな素敵な国をこのマッドキングが治めてるとは思えんな……いいけどさ。

シンデレラは思ってたよりもタフ。こき使われてる陰で、へいへい、みたいな態度をとってるキャラなの知らなかった。給湯室のOL(概念)じゃん。あと意地悪姉2人はブス・音痴・バカ・怠惰・気品なし、と、これでもかってほどにクソミソに描かれていて若干同情する。"年頃の娘"のはずなのに、なにそのガッツリしたほうれい線。
物語の行間の小さきものたちの頑張りをしつこく描くのは、あれはもうヘキとしか言いようがないね。可愛いと思う時もあれば長尺コントうぜえ、となる時もあるんだけど、今の自分の感覚の方が悪いからしゃーないね。
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