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マッカーサーのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

マッカーサー(1977年製作の映画)
3.0
日本軍による真珠湾攻撃から3ヶ月後の1942年3月。
フィリピンではマッカーサー(グレゴリー・ペック)の指揮のもとで日本軍との攻防が続いていた。
劣勢のアメリカ軍にルーズベルト大統領(ダン・オハーリー)は撤退を命令するがマッカーサーは激怒する。
大統領命令にやむなくオーストラリアに向けて撤退するが、彼は再びフィリピンに降り立つに誓う・・・。

第二次大戦から朝鮮戦争にかけてのダグラス・マッカーサーを描いた作品。

彼の活躍時期をざざっと非常に駆け足っぽく映してるな〜というのが率直な感想。
心理的なものが薄いし、トルーマン大統領とマッカーサーの軋轢等はもう少し詳しく見たかった。

『終戦のエンペラー』を見ても思いましたがマッカーサーのおかげで現在の日本があるんだな〜と思う。
もちろん彼一人の功績ではないと思うが、違う形でGHQが駐留して戦後日本の舵取りをしていたらと考えると恐ろしいかも。
ま、アメリカにしてみたら現代日本をここまで欧米化したのはしてやったりではあるのでしょうけどね。

本当に非常に興味深い時代の話なのですがやっぱ描かれ方が薄いのは残念。
でも最後の「老兵は死なず。ただ消えゆくのみ…」はジーンと来る。