DORATARO

未知との遭遇のDORATAROのレビュー・感想・評価

未知との遭遇(1977年製作の映画)
3.8
人類と異星人のファースト・コンタクト。これはスピルバーグの子供時代の記憶や体験が詰め込まれた映画でもあります。盲目的にUFOの存在を追いかける主人公ロイは家庭を離れたスピルバーグの父親とオタク気質な彼自身をかけ合わせたようなキャラクターです。周りを見失ってなにかに没頭する人間は客観的に見ればろくでなしだが、なにかに没頭できる無垢な人間こそが常識を打ち破り真実にたどり着ける。SFでも普遍的なテーマが根底にあれば多くの人の共感を得られる。だからスピルバーグはすごい。
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