マーくんパパ

キング・コングのマーくんパパのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
3.8
現在のSFX技術と比較しても詮無いこと、この時代でこの出来映え、アッパレじゃなかろうか。地図にない未知の島に住む巨大野獣との遭遇が前半部分、捕らえて見せ物としてNYに持ち帰るがコングが暴れ出す後半部分。ブロンド美女へのコングの求愛純情をどれほど感じ取れるかコングの表情に注目です。方や美女の方は悲鳴あげるだけでコングの意思に気付くのは後年のリメイク版まで待たなければならない。ジャングルの“ジュラシックパーク”状態の原始生物同士の戦いの迫力堪能、異郷の地に連れて来られて迫害されるコング、高さの象徴(ジャングルでは安全な場所の象徴)エンパイアステートビルに逃れてよじ登るコングの哀愁はこの映画でも十分泣けてきます。