くま

スワロウテイルのくまのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
3.7
好きだけど好きじゃないです。
でもCharaの歌う「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」は大好き。
この映画以前の彼女のソロ曲も大好き。
彼女の演技も好き。
だけど設定だけが通り過ぎて行って、上手くお話がノれない。
岩井俊二の映像作品としては成功なのでしょうが。また観てしまう理由。評点ではないですね。

岩井俊二の映画に出る俳優さんには必ず爬虫類顔のイケメンが居る。今回は江口洋介。うん、カッコイイです。
そしてパッチリお目目の女優さん。Chara。可愛い。
あとは伊藤歩。可愛いですね。
でも16歳の若さにしてヌード撮影。
映画は芸術なのでヌードが悪いとかはないです。すっぽんぽんな映画なんて世界中に溢れてますし。
ただ、気持ち悪かったですね。
ドキュメンタリー風なカメラワークを好む監督ですから、彼の作品はいつも変態性と紙一重だったように感じます。そのギリギリを行く感覚が彼の作風の持ち味でした。
だからこそ、今回は映す所まで映したこの作品が霞んで見えました。監督が自分の性癖を出しすぎました。
これが作品単体としての作風なのも分かります。
だけど、岩井俊二の作風としては気持ち悪さを感じてしまったので、、。
作品の内容に関係なくてごめんなさい。

不景気だった90年代。自分はまだ生まれていないけれど、当時のサブカルの勢いは凄いモノだったと聞く。映画も曲にもこの時代特有の華があって、自分も憧れを持っています。そんな90年代を象徴する1つであることは間違いないですよね。

「汚れた世界に 悲しさは響いてない
どこかに通り過ぎてく
ただそれを待つだけ」

2024's 22nd

〜スコアの目安〜
★ - :鑑賞途中
★3.0:面白くない
★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き
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