なんだかアトラクションチックで、ド派手で、善良な人々が出てきて、家族で観られる安心ホラーだけど、とても怖いんです テレビを見つめるキャロル・アンも、ベッドから見えるピエロも、深い暗いプールの穴も
強制的に「無防備な子供の自分が怖いもの」への恐怖を思い出させる怖い怖い映画だなあと思います 今見ると最後のテレビを表通りに放り出すあの諦観とムカつき加減が、ズガンと胸に来ますよね 疲れるよね〜〜〜〜〜だよね〜〜〜〜〜あんな大騒ぎ続けてさ〜〜〜〜
昼の楽しげな町のシーン（チャンネル争い何？）から夜の阿鼻叫喚への切り替わりもまた怖い 本当に怖いことがこの家で、この愛すべき家族で起こっていることを理解させられる トビー・フーパーのこの空気の切り替わり好きなのかもしれない 作品ちゃんと見直して改めて感じてきます
うんと小さい頃に家族で見た思い出 母が気に入るホラー映画はこれやらサスペリアやら、「なんかずっと夜でなんかずっと叫んでる」ものばっかりという印象です 私は意外と母が観ているホラー映画はそんなにトラウマになりませんでした 自分で勝手に観た邦ホラーのほうが眠れなくなりました
でもこのポルターガイストやサスペリアを観てそっと心臓が冷えるとき、「私もこれ怖いよ〜」と少し嬉しくなります 私にとってそういうタイプの映画です🙂
