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トリコロール/白の愛のmのレビュー・感想・評価

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)
4.3
移民の男が1人のフランス人女性に愛を求める物語。トリコロール三部作の中で、唯一のコメディーであり、男性が主人公。

さえない男が女からドン底へ突き落とされ、彼女への復讐の為に這い上がり、成功し復讐も成し遂げる。復讐というより固執した愛だったのかも知れない。

裁判所でフランス語が喋れなければ、人権はないのか?と訴えるシーン。奥さんから私が嬉しいと言っても、不幸と言っても貴方には判らない、とお互いの気持を分かり合えない関係にトドメを刺されるシーン。そしてクライマックス、刑務所へ収監された彼女が窓越しから語りかける手話。ふたりが、ようやく分かり合えたように思えた。

結婚式、純白のドレスを着た白く眩ゆい彼女。故郷ポーランドの白い大地。白い女性の胸像。などなど、白が効果的に使われている。でも1番笑えるのは、セックスでお互いが満足し合えたシーンの白。
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