ククレ

オールウェイズのククレのネタバレレビュー・内容・結末

オールウェイズ(1989年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ監督で、リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、ジョン・グッドマン。オードリー・ヘプバーンまで出てるのに…絶妙につまらなかったことを思い出した。歳を重ねてから観ると感じ方が変わると思って観たけど…やっぱりアカンわ!
キャストはみんなとても素晴らしいし、山火事消火のアクションとか迫力あるのに〜。脚本とかキャスティングが悪いと思う。何がアカンかったのか、つらつらと書いてみた。

以下はネタバレ…










・ドレイファスは性格良さそうやし、ホリー・ハンターはとってもキュート!でも、歳が離れすぎてるから親子みたいでイマイチ合わへんなぁ。何でこんなオッサンに惚れたのやら。

・ジョン・グッドマン演じるアルはいいヤツなんやけど、ドリンダへの横恋慕が垣間見える。その辺りが結構気持ち悪い。でも体格差がありすぎて二人が並ぶと笑える。これも合わへんなぁ。というか、あの体型でパイロットになれるんかな?リアリティないな。

・オードリーはスラリとして貫禄あるけど、やっぱり昔の印象からするととても「老い」が目立つ…。天使なのか?ピートに何を求めていたのか?後半は出ないから中途半端な扱いやな。どんな存在なのか結局よくわからない。活かしきれてない感じがしてもったいない。今作が遺作になったのはとても残念。

・テッドがカッコ良すぎる。フェロモン出まくりでモテモテだろうから、ドジばかりするキャラには見えない。別にピートが支えてあげなくても何とかなってるし。これまた年の差のあるドリンダに一目惚れするのも…合わへんなぁ。

・クライマックスの消火飛行、何でドリンダが行くのか?自殺してピートに会おうとしたのか?無謀すぎてイライラする!
そこはテッドでしょうが!無茶なテッドをピートが冷静にサポートしながら消火を成功させることで、互いに信頼しあって「ドリンダを任せる」という気持ちに至るのが自然やと思うんやけど…。

・ドリンダはピートに引き上げられたあと、歩いて帰ってきたの?あり得ないやろ…。テッドが助けに行っていればもっと盛り上がったのに。

・そもそも、ゴーストのピートの「能力」や「目的」がわからない。「何ができるのか」「何をすれば成功なのか」が見えないから感情移入できないんやな。ただひたすらに「恋人が寝取られていく様子」を見せられているだけのような感じがする。

・だから、ラストが唐突過ぎる。飛行場でみんなを見守ってから…去る。ん?成仏したの?消火はできても何も消化できてないぞ。

これほどまで素晴らしい俳優と有名監督を持ってしても、こんな駄作ができてしまうんやな~と考えさせられた。ある意味とても面白かった。
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