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ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)のRのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自宅でアマゾンプライムで鑑賞。

1985年の大長編ドラえもん映画。

監督は劇場版「ちびまる子ちゃん」も手がけた芝山努。

話はドラえもんとのび太たちが宇宙から逃れてきた少年大統領パピと共に、独裁者ギルモアとその軍隊を相手にパピの故郷ピリカ星で戦争をけしかけるという内容。

ローグワンが事情により、まだ観に行けないのでフラストレーションを諌めるため「スターウォーズ」ではなくこちらの「宇宙小戦争 リトル・スターウォーズ」を笑。

当時は全然気づいてなかったけど、タイトルに「スターウォーズ」とついているだけあって、冒頭のOPアニメから「スターウォーズ」のR-2やC3POがまさかの登場。これ無許可だろうなぁ笑。

他にもスーパーマンやETのオマージュがあったりと何気に映画ネタが多く、見応えがあった。

冒頭はなぜか2回あるのび太のくしゃみでスネ夫のミニチュアセット破壊シーンから始まる本作。

序盤はお決まりの構図ののび太陣営VSジャイアンスネ夫陣営の映画ごっこが展開されるわけなんだけど…

凝りすぎ!!

スネ夫陣営は大学の映画サークルでもこのレベルは難しいんじゃないかってくらい本格的なのが面白い(ちなみに出来杉君が特殊効果担当笑)対するのび太陣営も、まさかのしずかちゃんが名監督ぶりを発揮!!ラジコン化した動く人形を「ここをこう…」と演出する様はとても小学生には見えないんだけど…笑。

正直、序盤の映画ごっこの方が興味深く観られたんだけど、本作の軸である宇宙戦争部分ももちろん面白い。

ピリカ星での、のび太たちの敵陣営潜入シーンは今見てもハラハラする、透明スプレーの効果が切れて、公園のど真ん中に落下!からの「チーターローション」でアジトまで短時間での到着を目指さなくてはならないタイムリミットサスペンスはスリリングだし、しずかちゃんとスネ夫のガンダムのワンシーンにあるような掛け合いと宇宙での戦闘シーン(しずかちゃんがマジで男前)など終盤の展開はすごく良かったなぁ。

あと、処刑シーンが子ども向け映画なのに入っているのも地味にすごい。「トイストーリー3」じゃないけど、ジャイアンなんか完全に「覚悟」キメてるとこなんか、やっぱガキ大将の枠組みを超えてすげぇ男らしい!!まだ十代ですよ?彼は。

大長編シリーズの中でも本作はあまり観なかった作品なんだけど、全体通して意外と面白かった。

ローグワンも良いけどこっちの宇宙戦争もイイですぜ!!
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