色々あって内気に育った女性が、茶目っ気を発揮し、人助けに歓びを見出すお話。
ある種、コミュ障の人々によるコミュ障なりの助け合いのお話のような感触も。
『デリカテッセン』『ロスト・チルドレン』『エイリアン4』のレトロチックでファンタジックでグロテスクな作風がツボだったが、かなりヒットしたらしい今作が同監督作品とは夢にも思わずスルーしていた。
楽しかったし、結構好きではある。
今作は過去作よりも毒気が薄まっていたようで、女性受けの良さも解る気がする。
が、毒が抜けた分、チャーミングな主人公の行動の倫理上の問題が浮き彫りになってしまったジレンマもある。
でも、楽しかったし、結構好きではある。