すごい映画を観た。邦画のポテンシャルを思い知らされた。
まさに看板に偽りなし。愛のむきだし。これ以上無いタイトル。むきだしすぎているよ、愛が。
愛だけじゃなく、エゴも欲望も怒りも悲しみも。こんな裸の感情のままで生きられたら、気持ち良いだろうけど苦しいだろうな…こういう人たちがカルトにハマるんだなーと…ちょっと思った。
主演の2人がとにかく良い。
ユウもヨーコも求めるものの根底は同じ。だから根っこで繋がっていて、途中絡まったり途切れたりしながらも最後にきちんと邂逅する。このラストのカタルシスたるや！ 約束された終わり方ではあるけれど、ここまでが紆余曲折ありすぎたからちょっと泣きそうになってしまった。
セーラー服で惜しみなくパンチラしながらチンピラどもをやっつける満島ひかりは何のご褒美かなと思いました。最高でした。
生きている瞬間瞬間が全部全力。絶対長生きできないねキミたち、と思いながらも、羨ましい。
それにしても最初の1時間がアバンだったとわかったときは驚いたよ。笑ってしまった。「ここからかい」と。
