どーもキューブ

恋は負けないのどーもキューブのレビュー・感想・評価

恋は負けない(2000年製作の映画)
4.0
エイミーヘッカリングの 等身大のカレッジライフ



 2009年6月29日 3時03分レビュー

 

エイミーヘッカリング脚本監督。

地方都市の超素直っ子、ジェイソンビッグス。

雪ん子ハットをかぶり田舎から都会へレッツカレッジライフ。

しかし彼の善良な素直さと真面目さはいろんな「ルーザァー」を招き浮いてしまう。

そんな授業時、隣に座る女性故ミーナスヴァーリと出会う。

彼女は背伸びの恋に夢中だった。

彼等のトライアングルな関係はいかに?

エイミーヘッカリングの学生達の細かい描写、性格、金欠ぶりが実にほど良い。


ジェイソンビッグスの憎めない真面目ぶりは、非常にリアルで僕は凄く共感できた。

一方、

「アメリカンビューティー」のミーナスヴァーリがとてもキュート。

日本人体型の小さい体に妙な愛着がわく可愛さ。

2人のリアルな普通っぽい、つかず離れずな微妙な友達未満な恋バナぶりが実に素晴らしい。

こういう、アメリカンティーンもの大好物です。

何度もニヤニヤしました。音楽のチョイス良し。劇中のビデオ屋の店員の一言に(笑)

こういう小品作品で、なんてことない普通のカレッジライフ物ってはじめてかも。

すぐセックス、麻薬、殺人の欲づくめの多いアメリカ青春映画の中、リアルに普通を漂う本作のトライアングル加減を見て妙な親近感を覚えます。

エイミーヘッカリングの腕の良さは勿論です。


それゆえラストのハッピーエンドに嬉しくなるのでした。



2009年「バッドチューニング」に次ぐ埃出し発掘青春物語です。

ぜひ!
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