Taka

少年と自転車のTakaのネタバレレビュー・内容・結末

少年と自転車(2011年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

父親から捨てられ施設に預けられた少年シリル。
施設でも持て余され、父親からは拒絶され、週末だけの里親のサマンサをも手こずらせる…

という、カンヌで5作品連続で受賞したダルデンヌ兄弟の監督・脚本による育児放棄をテーマにした作品。
各人の心の揺れを演技と演出で丁寧に描写していて好感。

現実を受け入れ、帰る家と家族を得た少年の、ほんの少しの、けれど大きな成長に心が温まる。

少年が必死に追いかけた自転車は、単に「僕の自転車だ!」って事だけではなく、それを買ってくれた父親・乗り方を教えてくれた父親への絆の象徴なのかもね。
Taka

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