エクストリームマン

フェリスはある朝突然にのエクストリームマンのレビュー・感想・評価

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
4.1
Life moves pretty fast. If you don't stop and look around once in a while, you could miss it.

ジョン・ヒューズ×マシュー・ブロデリックの青春コメディ金字塔、なんだろうけど、如何せん今観ると主人公のフェリス・ビューラー(マシュー・ブロデリック)が大人というか、超越的。神様の休日って感じ。

今学期9回目の仮病で学校を休んで、その日を休日にすることにしたフェリスは、恋人のスローン(ミア・サラ)と友人のキャメロン(アラン・ラック)を連れて街へ繰り出す。キャメロンが何度となく嘆く/皮肉る/怒るように、神に愛されているとしか思えない強運(というか運命操作能力)を持つフェリスは、やりたいことをやりたいようにやり続ける。一方、金持ちで何不自由ない筈のキャメロンは悲観的で、何事にも物怖じする。結局フェリスの強引さに流されるように街へ出たものの、それでもスッキリ気分が晴れないまま。その日を(勝手に)休日にしたのは、実は今にも自殺しそうなキャメロンを元気づけるためだったと言うフェリスは、まぁそれが全部の理由でないにしろ、やっぱり高校生とは思えないよなぁ。

キャラクターとしてはフェリスと2人で1つのスローンも、オープンカーで街を流してる場面とか、プールの場面とか、ミア・サラだからこその画的な魅力が出ててよい。キャメロンと2人で話すところとかも、ジョン・ヒューズっぽくていい場面。あの髪型も、寧ろ魅力的。

定期的に観たくなる。