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リディアと四人の恋人のYAZのレビュー・感想・評価

リディアと四人の恋人(1941年製作の映画)
3.3
ジュリアン・デュヴィヴィエ観る
渡米第1作

視覚障害者の孤児院設立したリデ
ィアの長年の功績称える式典を
ラジオで聴いているかつての友人
の一人マイケルは彼女を数十年ぶ
りに訪ねる。後日彼女を愛した男
2人を含め4人で会うがの話

リディアが語り3人の男が聞くという
形式での回想シーン続きオムニバスのよ
うでそうでもないリディアの恋愛遍歴

ここには登場しない4人目の男含めての
恋多き女リディアのようですが男という
か他者に依存するタイプでなく孤児院設
立時のエピソードも有るので社会貢献の
意識高い女性の話になるかと思うとそう
でもない

3人の男は恋したが彼女が本気で愛した
のは4人目の男だけという感じですが
リディアは恋愛に最も遠いタイプの様に
見えるので本気度も微妙で悪く言うつも
りないけど4人目の男との関係はそれ故
のオチかも

その他作品観てる限りでデュヴィヴィエ
は斜め目線な映画撮る人ではないのでそ
ういう意図は無いと思いますが人間の記
憶は長年経つと当てにはならず場合によ
っては自分に都合の良い物語を作ること
もあるかもしれない。
そんなシニカルにも考えられるオチでは
あったしそちらの方が私は好きなので
そういうことにしておきます
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