雨宮時子は、夫・修一(佐野周二)が外地へ赴いているため、健気にミシンを踏んで生計を立てていた。苦しい毎日ではあるが、息子・浩の成長ぶりを夫に見てもらう日を心の支えにした生活であった。ある時…
>>続きを読む意志が弱くヤクザな仕事しかできない一人の男と、彼にふがいなさを感じながらもついていく一人の女の道行きを追っていく。
感情と理性の間で揺れる”女“像は観念的ながら、最後の水戸光子のセリフの説得力たるや清々しい。ノワール×ロードムービーで…
>>続きを読むいわくつきの燕尾服の一生と、そこに関わった人々を描いたオムニバス。 1. 不倫中のブロードウェイの人気俳優。 嫉妬深…
>>続きを読む「枯葉~夜の門~」 冒頭、1945年2月。冬のとある日、第二次世界大戦後のパリ。戦中のレジスタンス運動、同志の…
>>続きを読む【1946年キネマ旬報外国映画ベストテン 第9位】 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督が『運命の饗宴』の好評を受けてつくっ…
>>続きを読む軽佻派を標榜する二人、織田作之助脚本、川島雄三監督による夢のデヴュー映画作品と云うだけで無く、私見では川島の最高傑作で…
>>続きを読む母を亡くして父と妹の世話をする主人公を原節子が演じている。 父の再婚を心配し、亡くなった母を忘れられない妹を励ます…。…
>>続きを読む最近唐十郎が亡くなりしたね。ブーローニュの森といえば佐川くんですが、どうでしょう、彼は本作を見たんでしょうか。 猟奇…
>>続きを読む『魂のゆくえ』の流れから『田舎司祭の日記』を再鑑賞するつもりが、思いがけず見つけました。 ブレッソン監督の長編デビュ…
>>続きを読む西南戦争から日清・日露の両戦争、さらに日中戦争に至る富国強兵政策にダブらせて描く、福岡のある一家の3代にわたる大河ドラマ。
【寸評】 時は太平洋戦争末期。 アメリカに立て続けに敗れた結果、サイパン、テニアン、グアムを獲られ、本土攻撃が激しくな…
>>続きを読む『悪魔のような女』を観てもわかるように、 クルーゾー監督は悪女を撮らせたらめちゃくちゃうまい。 この作品の主人公マ…
>>続きを読む歌とピアノで生計を立てるジェニィと夫のモーリス。金持ちのブリニヨンからのスポンサーの申し出があり、ジェニィは喜ぶが、彼はジェニィに下心を持っていた。嫉妬深いモーリスは逆上し、銃を持ってブリ…
>>続きを読むサッシャ・ギトリらしい会話劇中心の恋愛映画です。セリフがいちいち素敵で、ロマンチックというより深みのある人生訓でした。…
>>続きを読むホラーではなく、悪魔に試される真実の愛の話。(プロフィール写真の)アルレッティ目当てで鑑賞。「天井桟敷の人々」ではファ…
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