Risa

未来を生きる君たちへのRisaのレビュー・感想・評価

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)
3.9
映像:⭐️⭐️⭐️⭐️
音楽:⭐️⭐️⭐️
ストーリー:⭐️⭐️⭐️⭐️
泣ける:⭐️⭐️
笑える:
怖い:
ためになる:⭐️⭐️⭐️⭐️

パパたちの世界とガキンチョたちの世界。

【あらすじ】
アフリカの難民キャンプで医師として働くアントンは、悪質な集団ビッグマンに頭を抱えている。彼らは胎児の性別で賭けごとをし、それを確かめるために妊婦の腹を裂くという非道な行為を繰り返す。

アントンの息子エリアスは、デンマークの小学校に通っている。逞しく野性味のある父とは違い身体が細く、出っ歯で気も小さい。そんな彼を同級生はネズミ野郎と呼び、執拗にいじめる。

エリアスの通う小学校に転向してきて、同級生となったクリスチャンは、気性が荒く、常に相手を打ち負かす方法を考えている。彼は、癌で亡くなった母親への思いに整理がつかず、一人悩んでいる。

クリスチャンの父、クラウスは仕事をこなし、何不自由ない暮らしをクリスチャンに与えている。しかしそんなクラウスをエリアスは憎んでいた。癌で苦しむ妻の延命治療を中止したのはまさにクラウスだったからだ。愛する妻を失い、息子の信頼も失いつつあるクラウスは苦悩している。

それぞれが直面する理不尽な現実。彼らはそこにどう立ち向かいどう前に進むのか。


【感想】

原題は「復讐」という意味のようだけど、「未来を生きる君たちへ」という邦題の方が随分と良い。

この映画に出てくる2人の父親をみていると、親が子供に残すべき一番の財産は、お金でも家でもなく、教育や一緒に過ごす時間なんだろうな〜って思う。
日本のお父さん方、お父さんになる方々にぜひ見てほしい映画。

*映画には関係ないけど、デンマークの物価高くてびっくり🙄🙄(街中の普通のコーヒー1000円くらい)
Risa

Risa