このレビューはネタバレを含みます
午前十時の映画祭で再鑑賞。
終わってしまった。。
インディの冒険が本当に終わってしまった。
伝説を基に遺物を探す『レイダース』の良さと、クライマックスが定期的にやってくる『魔宮の伝説』の良さ。
今作はその２つを両立させた、素晴らしいバランス感だった。謎解きと見せ場の連続で、あっという間の129分だった。
内容は、ナチ・聖遺物・隊列での戦闘など、1作目に原点回帰した雰囲気。そこに、マーカス、サラー、そして父親ヘンリーというメンバーが集い、コミカルながら愛情あふれる物語に。
最後の最後には、『レイダース』の冒頭を彷彿とさせる罠だらけの神殿も登場し、3部作の集大成に相応しい作品だった。
また、『大脱走』『北北西に進路を取れ』をはじめとする、数々の名作オマージュに加え、ショーン・コネリー、そしてリバー・フェニックスの出演という、まるで娯楽映画史を背負うかのような作品にも思えた。
「インディを劇場で全作鑑賞する」という夢が、現在までに5作すべて鑑賞したことで、想像より早く叶ってしまった。それと同時に、もう新しいハリソン・フォードのインディの冒険をスクリーンで見られないことが途轍もなく寂しくなった。また上映される日を心待ちにする。
