オオカミの家のzukkiのレビュー・感想・評価

ウォールペイントでのアニメーションと、ハンディ風のカメラワーク、クレイアニメをシームレスに組み合わせた映像は、撮影時一体どうやってコントロールしていたのか…？本作に懸けたスタッフの強い熱意がうかがえた。

とにかく音響が面白い。マリアと子どもの声がLRで聞こえる気持ち悪さ。音量や距離を巧みに変化させて、アニメーションの奇妙さを何倍にも増幅させている。

ただ、これは受け取り方を様々にしたいためなのだろうか、演出もストーリーの進行も淡々としていて、いまいち乗ることが出来なかった。