まるころ

震える舌のまるころのレビュー・感想・評価

震える舌(1980年製作の映画)
3.5
破傷風って聞いたことはあるけどどんな症状が出るのか全く知らなかったしもっとカジュアルな病だと思ってた。ちょっと熱が出るとか傷口が腫れるとくらいかなーって。いやこれヤバいやつじゃん。

医者から問題ないよ大丈夫って言われた時の医者に対する不信感。病名が付くと安心できるけどそこがスタートラインなんだよね。明らかに体調が悪くなっていく娘を心配する気持ち。イライラしたり精神的に追い詰められる辛さ。死がすぐそこにある恐怖。何かしたくても何もできないもどかしさ。親に強く感情移入してしまって正直しんどかった。死を覚悟して別人のようになっちゃったりリアルだった。

子どもに厳しすぎると言われた父親がリンゴジュースを3本抱えて走る様子に思わず涙が出た。
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