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震える舌のsensatismのレビュー・感想・評価

震える舌(1980年製作の映画)
2.2
2020/36
なんだこの映画…。
ホラーよりもホラー、じわじわ襲ってくる恐怖。
破傷風にかかった少女の闘病とその家族の精神が崩壊していく物語。
まさこが舌を噛み切ったり痙攣したり、症状が出るたびに痛々しい処置を受けているところを見させられる。小さな子どもの可哀想な姿を見させられて視聴者は拒絶反応出ると思うし、直接見守っているまさこの家族も頭おかしくなっていく。
一人の少女が拠点となって精神崩壊が伝染していく映画。

闘病映画ではなくホラーテイストになっているのは音楽がかなり影響している。まさこがベッドで痛々しい姿で寝ている真っ暗な部屋に場違いなクラシックが流れる。
この映画の音楽を担当したのが芥川龍之介の息子芥川也寸志って人。
さすが…
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