ひでG

愛しのタチアナのひでGのレビュー・感想・評価

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)
3.9
今月3本目のアキ・カウリスマキ作品(まだまだ続くよ、アキ祭り🍂!)
これは知らなかったから、アマプラさんありがとう!
これもまたいいねえ〰️。ことごとく良い作品が続くアキ祭り!

一応観た後にウキのあらすじを読んだが、これってあらすじ書くのも難しいそうだね。

トップシーンは、主人公?らしい男がミシンで仕立てをしている。アキ映画の人物たちは、働きものが多い。
ヴォルトは仕事のお供にコーヒーを飲むのだが、家のコーヒーを切らしていた。
この男、劇中コーヒー☕️ばかり飲んでいる。
その後、車の修理工場に立ち寄り、修理工の男と話す。演じているのが、アキ・カウリスマキ映画の常連マッティ・ペロンパー
この顔を見ると、アキ映画!って感じが一気に高まる。

2人は、修理した車の試運転を兼ねて?ドライブに出かける、、そこら辺の展開が
よーわからんうちに決まっているのも面白い。

ドライブ中、楽しいことがあるわけでもなく、目的があるわけでもなく、
ひたすら、運転、タバコ、酒、コーヒー、

途中でロシア人とエストニア人の旅行者が
ヒッチハイクで乗り込む。
(2人は故郷に帰るらしい。ここらへんの土地勘がなかったので、地図で調べると
フィンランドとエストニアは、90kmしか離れていなく、フェリーで1時間で着く距離らしい。)

ここからドラマが進展していくのか!と思いきや、そこは、カウリスマキ映画。
黙って座っている人が、2人から4人になっただけ。

結局、港に着いたのに、男2人はフェリーにまでついていく。

いつ、「愛しの〜」甘いシーンが訪れるのかと思っていると、、、
キタ〜!アキ〜!

甘い言葉も、ラブシーンも一切ありませんが、最後には本当にほっこり、にっこりさせてくれます!

アキ映画でいつも思うことですが、ほとんど平凡でありきたりの日々ですが、
人生って突然、良い事が訪れるんだなって、前向きな、明るい気持ちにさせられます。

これは、もうマジックですね。
人生捨てたもんじゃあないよね、っていう
メッセージをずっと伝え続けてくれています。

もう何本かアキ・カウリスマス作品を観ていきます!
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