このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
原作未読です。
「さんをつけろよ、デコ助野郎!」は以前から知っていました。
感想ですが、強烈なシーンが多かったです。
また、鉄雄くんと金田くんの物語、鉄雄くんとカオリさんの物語として好きです。
①良かったところ
・序盤
金田くんたちの暴走行為と、逃げる少年。
2つの軸がどう交わるのか。
惹き付けられました。
・強烈な映像
緊張感がありました。
一番ゾッとしたのは、能力を抑えられなくなった鉄雄くんのシーンです。
ウニョウニョ、グチョグチョの極致と思いました。
時折赤ちゃんに見えたので、何とも言えない気持ちになりました。
助けを求める鉄雄くんが可哀想でした。
トラウマです。
他にも鉄雄くんの内臓が流れ出てくる幻覚や、巨大なぬいぐるみに襲われるシーンも印象に残りました。
・音楽
怖かったです。
不安を煽られました。
・鉄雄くん
金田くんの存在自体にコンプレックスを抱いているようでした。
助けられて苛立つ鉄雄くんが印象的でした。
それでいてパワーを抑えられなくなってから、金田くんに助けを求めるという・・・
・カオリさん
敵対しているチームにカオリさんを傷つけられた鉄雄くん。
しんどかったです。
そして、競技場での再会。
動揺するカオリさんが印象的でした。
最終的には暴走した鉄雄くんに飲み込まれて死亡するという苦さ。
「好きな人に異変が起きて、恐ろしいことになった」という物語として好きです。
②わからないところは多数
結局AKIRAが何なのか、鉄雄くんは最後どうなったのか等々、わからないところが多かったです。
ただ、気にならなかったです。
金田くんと鉄雄くんの関係性が良かったので、楽しむことができました。
衝撃的な描写が多かったので、映像を観ることの満足感が高かったです。
勢いがありました。
③まとめ
好きな作品です。
観て良かったです🙇♂️