もちお

アキラ AKIRAのもちおのネタバレレビュー・内容・結末

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 原作未読です。
 「さんをつけろよ、デコ助野郎!」は以前から知っていました。

 感想ですが、強烈なシーンが多かったです。
 また、鉄雄くんと金田くんの物語、鉄雄くんとカオリさんの物語として好きです。

①良かったところ
・序盤
 金田くんたちの暴走行為と、逃げる少年。
 2つの軸がどう交わるのか。
 惹き付けられました。

・強烈な映像
 緊張感がありました。
 一番ゾッとしたのは、能力を抑えられなくなった鉄雄くんのシーンです。
 ウニョウニョ、グチョグチョの極致と思いました。
 時折赤ちゃんに見えたので、何とも言えない気持ちになりました。
 助けを求める鉄雄くんが可哀想でした。
 トラウマです。
 他にも鉄雄くんの内臓が流れ出てくる幻覚や、巨大なぬいぐるみに襲われるシーンも印象に残りました。

・音楽
 怖かったです。
 不安を煽られました。

・鉄雄くん
 金田くんの存在自体にコンプレックスを抱いているようでした。
 助けられて苛立つ鉄雄くんが印象的でした。
 それでいてパワーを抑えられなくなってから、金田くんに助けを求めるという・・・
 
・カオリさん
 敵対しているチームにカオリさんを傷つけられた鉄雄くん。
 しんどかったです。
 そして、競技場での再会。
 動揺するカオリさんが印象的でした。
 最終的には暴走した鉄雄くんに飲み込まれて死亡するという苦さ。
 「好きな人に異変が起きて、恐ろしいことになった」という物語として好きです。

②わからないところは多数
 結局AKIRAが何なのか、鉄雄くんは最後どうなったのか等々、わからないところが多かったです。
 ただ、気にならなかったです。
 金田くんと鉄雄くんの関係性が良かったので、楽しむことができました。
 衝撃的な描写が多かったので、映像を観ることの満足感が高かったです。
 勢いがありました。

③まとめ
 好きな作品です。
 観て良かったです🙇‍♂️
もちお

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