実写化で話題が出てたので10年ぶり位に鑑賞。
金田のバイクと80年代風の赤いジャケットがとにかくかっこよくて、当時憧れてた事を思い出した。
退廃的で荒廃したネオ東京。近未来SFなのに、悪役が大量の紙幣や証書(株券?)をトランクに詰め込んで逃亡する描写や、反政府や信仰色も漂う日本人など、むしろ今では作ることができない独特のSF世界観を構成している。
若者、特に不器用で弱虫な鉄雄の行き場のない怒りやフラストレーションなど心情を描くのがとてもハマって、なんともグッと心を掴む。金田は どうなってんだよ！って見えない大きな敵に立ち向かう。
今でこそマーベルでありそうなストーリーだけど、わたしが生まれた時とほぼ同時代に作られた映画・漫画となると、びっくりする。映像もストーリーも最初から最後まで衝撃的で、当時映画を観終わった後、図書館で漫画を読んだ思い出。
ジャパニメーションは雑多なディストピアが映えるのかな。
すごく面白いんだけど、観終わった後は 心がぎゅってなる。
