のりまき

告発のときののりまきのレビュー・感想・評価

告発のとき(2007年製作の映画)
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07年米。『クラッシュ』で心を抉ったハギス監督が戦争と父権を描いた意欲作。これを受け入れない人は多いと思うが、だからこそ重要。暗く重いだけかといえばそうではなく、ミステリー仕立てにしてありエンタメとしても巧い。息苦しいながらも決然と行動するT・L・ジョーンズが痛ましくもカッコいい時代遅れの男を好演し、対比として配置されたC・セロンが鼻に絆創膏を貼って熱演。戦争ダメというだけでなく、家族の病理に踏み込んだよい作品。
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