スガシュウヘイ

愛を読むひとのスガシュウヘイのレビュー・感想・評価

愛を読むひと(2008年製作の映画)
3.0
ケイト・ウィンスレットという
女優のすごさを見せつけられました。

すごいです。


etsuco55さんが人物レビューで
「気品ある脱ぎ女優」という表現をされていましたが、仰るとおりだと思います。
ヌードって、究極の表現方法だと思いますが、それがとても自然で、かつ力強く、アカデミー賞主演女優賞も納得です。


映画全体としても、個人的にラブ・ストーリーは苦手なので今まで敬遠していたのですが、
この作品は、単なる男女のLOVEだけではなく、時代や法律、社会からの罪と罰が、彼女の中の秘密やプライドと関わり、二人の関係を翻弄していくという、伏線をかけた展開が好きでした。


都合のよいハッピーエンディングや、お涙頂戴で簡単に人が死ぬような映画とは一線を画すドラマです。


『ダンサーインザダーク』のような後味の悪さが少しありますが、私は十分楽しめました。


製作:2008年(米・独)
監督:スティーヴン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット