ねじまきさんの映画レビュー・感想・評価

ねじまき

ねじまき

監督の魂が感じられるような作品が好きです。
レビューには、映画への愛と敬意を込めて。

繰り返し何回も同じ映画を見るタイプ。
そして新作のことはあまり詳しくありません!

皆さまの貴重なレビューも、大変参考になってます!よろしくお願いします!

映画(460)
ドラマ(0)

散歩する惑星(2000年製作の映画)

2.5

如何とも形容しがたいサイコワールド。
正気の世界ではない。

登場人物は全員、野性爆弾くっきー並みの顔面白塗りだ。というか、この映画全体が、彼の頭の中を具現化したような意味不明の掟で貫かれている。
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.0

鳴り止まないロックンロール!
劇薬!無秩序!
アナーキー映画とは何なのか、これを見ればわかる。
これはヤバい!

「面白えじゃねぇよ!やってやろうじゃねぇよ!」

これが学生が卒業制作・低予算で作った
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

朽ちて忘れられていく映画スターは、フィルムの中で何を思うのだろう?

古いモノクロ映画から飛び出してきたヒロインと、映画監督を夢見る青年の純愛。
素敵ですなぁ。


誰もが自分を忘れていくなかで、まだ
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

2.0

途中までは、可もなく不可もなくという感じで気楽に楽しんでいたが、終盤ちょっと奇をてらい過ぎて破綻してしまった。

恋愛と仕事のこういうストレスってあるよね、っていう「あるある」な共感をベースに進んでい
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

3.5

あまりにも有名なタイトルですが、私は初見でした。

“すぐに死んでカタをつけようとするクセ直しなさい!” と叱りつけ、

“私、ケチな縄張りなんて欲しくありません。ーここにあるヘロイン全部頂きます”
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

“私たちには時間がありません。覚悟しています”

切なく、儚い。


空への高い憧れと、戦争と、
恋人への深い愛情と、喪失が、
限られた時間という包みの中で
絶妙に溶け合った、芸術作品だ。


“風景
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

ファンタスティックな映画だなぁ。
シュールレアリスム絵画のようだ。

ピーテル・ブリューゲルが描いたような気持ち悪い生物たち。動きはぎこちないのに、タッチだけ妙にリアルな人間。古くさい感じはまったくな
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.0

台風が接近するときの、ビュービューゴーゴーという風の音。この音がいい。何とも言えない不安感、緊張感、その一方でお祭りの始まる合図のようなドキドキ感がある。

また、“台風”というワードには、慌ただしさ
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.5

「顔はその人自身です」

妻を亡くした形成外科医が、“別人”を自分の妻そっくりに作り変える話。

この“別人”とは誰なのか?というのが序盤の大きな謎だ。

————

しかしまぁ、想像以上に生々しく
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ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年製作の映画)

3.0

ジャネンバという敵キャラが魅力的だ。すっとぼけた表情なのに強い。魔法のような不思議な技。空間を超越した攻撃。カラフルなバトルフィールド。第二形態になると腕も伸びる!

さらに魅力的なのは、悟空とベジー
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.5

いいなぁ。
しみるなぁ。

さくらの結婚から結婚式までは特にじ〜んと来る。志村喬の挨拶もよかった。ジジイの鼻明かしてやる、みたいなこと言ってた寅さんまで感動して、みんなで祝福ムードになった。

「さく
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

“適正な世界に不適正な僕が現れないように”


宇宙への夢。

遺伝子差別と、“不適正”遺伝子の僕。

殺人事件と指名手配。

恋の成就と、明るみになる秘密。

色褪せた海。

そして、哀しく叙情的な
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火花(2017年製作の映画)

2.5

又吉直樹×板尾創路×菅田将暉
全員好きだ。

監督としての板尾作品は『板尾創路の脱獄王』のみ見たことがある。あれはかなり破茶滅茶アナーキーな感じで、私は好きだった。
本作では、いい意味でも悪い意味でも
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.5

映画は終始PC画面のみ。かなり特殊な設定だ。迫力のある熱いシーンは本作にはない。その代わりに本作が放つのは、あまりにも冷たいリアル感だ。

表面上は誰もが楽しそうだが、本質的には冷たいSNSの世界。だ
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

2.5

暖かい映画。主役の男の子の純粋無垢な表情が記憶に残る。
また、チェスをガンガン打っていくときのあの音が、作品全体に響き渡っており、心地よい。


チェスという戦いの世界に生きるには、あまりに優しすぎる
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

こ、これは、、、!

凄いものを見た!!

今まで見たアニメ映画の中で、一番すごい映像表現かもしれない。

何が凄いって、6人のスパイダーマンが全員個性的なのはもちろんだが、それぞれの絵のタッチまでバ
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.5

さすがのロバート・ゼメキス!
おもしろいなぁ。

永遠の美と若さを手に入れたい、というのは人類不変の願望だろう。しかし、それは願望のままで終わらせておいたほうがよさそうだ。
その願いを叶えてしまったも
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奇跡(2011年製作の映画)

3.0

是枝監督は何気ない日常を撮るのがマジでうまい!特に大きな事件が起こるわけでもないのに、ずっと見ていられる。一体なぜなんだ!?

例えば細かい話だが、大塚寧々が泣きながら電話している前を、カメラを横切っ
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スノーデン(2016年製作の映画)

2.5

アメリカが国家的に国民を監視しているという事実を暴露したエドワード・スノーデンの実話。

スノーデンもまた、多くの偉人と同様ズバ抜けた天才だ。制限時間8時間の問題を38分で解いてしまうシーンはよかった
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.5

ティム・バートン×ジョニー・デップの初タッグ作品。またジョニー・デップがアイドル俳優から世界的なスターになっていく過渡期の重要な作品でもある。


なんといってもジョニー・デップ演じるエドワードが魅力
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.0

序盤のバイオリンとタップダンスの融合でもうやられた。なんだこれ。楽しすぎる!
こんなに楽しいエンターテイメントが、
こんなに古い時代にもうあったんだ。


また、雨の中で「Singin’ in the
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.5

日本アニメ映画史にその名を残す名作であり、賛否両論の問題作。
「クレヨンしんちゃん」という漫画の域を超えてしまっており、大人をうならせる時代劇映画・恋愛映画になっている。

また時代考察もしっかりなさ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

“あなたがどんなに人生に絶望しても、人生があなたに絶望することはない”
(フランクル『夜と霧』より)


本作は絶望と希望の物語だ。

無実の罪でおよそ20年服役した男アンディ。彼がショーシャンク刑務
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.0

ゲーム理論のジョン・ナッシュの実話!!
まさか、そんな内容とは知らず、タイトルから想像するに、「ハートフルなヒューマンドラマ感動系」の映画だと勘違いして食わず嫌いでした。(そういう部分もあるのだが)
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.5

鮮やかな詐欺というのはいつ見ても気持ちのいいものだ。

ルパン3世ディカプリオvs銭形トム・ハンクスの本作。ディカプリオは偽造小切手切りまくり、変装しまくり逃げまくりでやりたい放題。追う方のトム・ハン
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

2.5

「あのー、恥ずかしながら大便の処理をお願いします」
生後10日の斉木楠雄が、初めて喋った言葉だ。
これはまさにその昔、ブッダが生誕に際し、「天上天下唯我独尊」と喋ったという伝説さながらだ。


そして
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

2.5

父親(田中泯)がゲイとなり、母とともに捨てられてしまった娘・沙織(柴崎コウ)。恨んでいた父親の死際、久しぶりの再会を果たす。父親はヒミコという名で、ゲイのための老人ホームを営んでいた。


いろんな見
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ドラゴンボールZ 神と神(2013年製作の映画)

2.0

エンドロールが嬉しい。
懐かしの「CHA-LA-HEAD-CHA-LA」が流れる中、昔読んでいたマンガのページがめくられていく。


やっぱりマンガ版で一番かっこいいのってベジータですよね!?
「がん
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード(2003年製作の映画)

3.0

昔を懐かしむ気持ちと戦う第9作『オトナ帝国の逆襲』

廉姫と又兵衛の悲恋がベースの第10作『戦国大合戦』


一部では伝説とも言われるこの2作に続く作品として、第11作の本作は最高の次回作となった。
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「なんや、あの雲。
持って帰りたいわ」

ジョゼのぶっきらぼうだけど、どこか詩的でストレートな関西弁の数々が魅力的だ。


ジョゼは身体障がい者で、誰かの手を借りなければ外出すらできない。人様の役に
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

2.5

気軽な気持ちで見始めてしまったのが失敗だった。長い割には起伏が少なく、ややこしい話で眠くなる。気合いを入れて見るべき作品だった。

また本作は、前作を見てないとおそらく楽しめないし、見ていたとしても再
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.0

「バカで最悪で、最高の女に」
チーン(乾杯)

こんなキザな台詞をさらりと嫌味なく言ってしまえるのは、日本で大泉洋だけだろう。北海道が生んだスター。大人の余裕を感じるカッコよさだ。


映画の続編も3
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HERO(2007年製作の映画)

1.5

よくないなぁ。
いろいろあるが、ラストの法廷シーンは特によくない。ケータイの画像850人調べるって、それは検察の仕事ではない。どんだけ暇なんだ。そして法廷が開廷中にズカズカと大人数で入ってきて、その場
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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018年製作の映画)

2.0

「覚えている限りライダーはいる!」

息子と鑑賞。
私は途中で寝るつもりだったが、案外おもしろくて最後まで見てしまった。

過去と未来、現実と虚構、記憶の喪失と想起が交錯する脚本は、仮面ライダーシリー
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

本作の凄い点は、裁判の過程を一切描かず、観客にも事件の全貌がわからない状態で、いきなり陪審員の討論から始まるところだ。

また、特異点としては、女性がまったく出てこないというところもある。終始男だ
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何者(2016年製作の映画)

2.0

なんともイヤ〜な雰囲気の漂う映画だった。

何者にもなってない大学生が、自分の考え方や哲学もどきみたいなものを語るときの痛々しさ。
あの学生時代の痛々しさがよく出ていた。
今になって思えば、なんであん
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