本作は和製『ライフイズビューティフル』とでも言えるような、戦争✖️コメディアン✖️家族愛という三拍子の作品だが、個人的には『ライフイズ〜』より、本作のほうが沁みる。やっぱり日本が舞台だからかな。>>続きを読む
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「もうお前らの時代は終わったんだ」
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“未来の馬”=自転車にのって戯れる牧歌的な前半。
『雨にぬれても』の和やかなメロディ。
しかし、ブッチとサンダンスは確実に時代に取り残されてい>>続きを読む
賛否両論がはっきり分かれている理由のひとつは、たぶんこの作品がアカデミー賞を受賞「してしまった」せいだと思う。
アカデミー賞なんか受賞するから、批判されるし、議論される。マヂカルラブリーがM-1優勝>>続きを読む
“生きることなく
人生を終えたくない”
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黒澤版原作との大きな違いは、やっぱり尺が短い、という所だろうか。
原作は140分なのに対し、こちらは100分だ。
だからこちらの方がいろいろ省略さ>>続きを読む
“ああ そうだったのか と
すべてがふにおちて
しんでゆくことができるだろうか
さわやかなあきらめのうちに”
(谷川俊太郎 『忘れっぽい天使』より抜粋)
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この映画は名作だ。
30>>続きを読む
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“あなたに恋してればよかった”
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大好きな映画。
『情婦』と『アパートの鍵貸します』がビリー・ワイルダーの2トップです、私は。
本作はよく「小物使い」が巧みと言われる。
ということで>>続きを読む
“月には手が届かん”
“違うのよ、月が手を差し伸べるのよ”
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はぁ、、。
ため息が出るほど美しい。
もはや神々しい。
オードリー・ヘプバーン。
『ローマの休日』のアン王女よりも美しい気が>>続きを読む
原作:アガサ・クリスティ
監督:ビリー・ワイルダー
というメガトンコラボの法廷バトル映画。
緊迫した証言の応酬、かと思いきや、所々、重鎮弁護士ウィルフリッド卿の子どもみたいなオチャメな言動が笑わせる>>続きを読む
二人しかいないのに、三角関係になっちゃった笑!?
ドタバタの極み。
ビリー・ワイルダー脚本、最高!
大好きな監督の一人です。
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それにしても、愛は過酷だなぁ。
ヘトヘトになってボロボロにな>>続きを読む
あの店の雰囲気は、まさにカウリスマキ監督の真骨頂か?無表情で接客する店員と客。
微妙に流行ってない感じ。
すごく好きだ。
あと、カウリスマキ寿司好きだな笑。
あの店は笑っちゃうよ。ほぼコントだよ。ド>>続きを読む
脚本、すごい。
小舞台のような映画。
とにかくこの脚本書いた人、頭いいなぁ〜って思いながら、難しいことは考えずに、でも適度な「脳トレ」にはなりました!
2分後までは付いていけたけど、4分後以降はこ>>続きを読む
🇮🇹📰👑🛏️💤💐🍦🛵👮🚓🥂🇮🇹
映画はモノクロームだけど、
すべての思い出はカラフルでハッピー。
カラフルでハッピーな映画なのだ。
“私はこの街の思い出を
いつまでも懐かしむでしょう”
オードリ>>続きを読む
Q 何を作っているところでしょうか?
答 「マッチ」
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工場見学クイズみたいなオープニングだなぁ。マッチができるまでのなんと味気ないことよ。そんな工場で働く女性の復讐劇。
カウリスマキ>>続きを読む
“何もない 237号室には何もない
あんな部屋に用はない”
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節炸裂のキューブリック・ホラー!
完璧に配置されたホテルのインテリアを見てるだけでうっとりしてしまう。
これがキューブリック>>続きを読む
なんて事ないストーリーでも、時間や空間をバラして再構成することで一級の作品に昇華させる、というのは今も昔もよく見る手法だけど、本作の場合はその「昇華率」が凄い。
とんでもなく下らない話と話が、バラ>>続きを読む
まさか半沢直樹と大和田常務は、過去に入れ替わったことがあったとは!
内田けんじ脚本、おもしろい!
けど最近映画撮ってないのは寂しい。どうしたんだ?
てかやっぱ成功者は何をやっても成功するんだなぁ>>続きを読む
究極のバタフライ・エフェクト。
あの時、誰が“車に乗ったか”で、その後の事件は、大きく変わったことだろう。
そういう人生の怖さを感じさせられる。
クリント・イーストウッドによる重厚サスペンス。イース>>続きを読む
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壮大なる復讐劇と、その先の悲劇。
調べると原作は、『モンテ・クリスト伯』だの『ハムレット』だの書かれており、とにかく展開がやばい。
父親の復讐のため、仇の企業に入り込み、仇の娘と結婚する。
そこ>>続きを読む
怒涛の肉弾戦。
肉体的な量感が感じられる作風が好き。
バシ!バシ!
ドブシュ!っていう音がいい。
昭和ヒーローのなんとなくチープな感じも残しつつ、現代的な要素も駆使している。
昭和と令和の邂逅。>>続きを読む
素晴らしい。
「現代の映画監督があえて白黒で撮りました」と言っても通用するくらい、まったく古さがない。
エンタメ性抜群の古典だ。
誘拐犯がまちがえて子どもを誘拐する。
→犯人側がいきなりミスるとい>>続きを読む
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なんじゃこの世界観!?
訳わからん、という部分もあるが、そういう時は「古事記」を思い出してみる。
「古事記」も、今の価値観じゃ訳わからん展開が多々ある。でも、それがファンタジーとしては面白くもある。>>続きを読む
ーもし過去に戻れるならいつがいいですか?
“1940年だ。1940年に戻りたい。何度でも。何度でも”
ウィンストン・チャーチル
(NHK映像の世紀「チャーチルvsヒトラー」より)
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“>>続きを読む
二人でキッチンへ行って、お茶漬けを作るシーン長!
すごい丁寧に撮るのね、ここ。
確かに重要なシーンだけど。
二人で料理する何の変哲もないシーンを、
固定カメラでずっと撮り続けるのは、重要とはいえ、実>>続きを読む
波乱の展開があるわけでもないのに、
こんなにも惹きこまれ、
心に沁みるのは、なぜだろう。
時代を超え、
国境を越え、
愛され続けるのは、なぜだろう。
とても一言では語れない、
素晴らしい作品。>>続きを読む
“まるで第三次世界大戦だ”
“アメリカの伝統は失われた”
“国中で批判が渦巻いている”
みんなが何の話をしているかというと、コーラです。
とりあえず「アメリカ人はコーラが好き」ということは、>>続きを読む
【嗅覚に訴える映画】
堅めの社会派作品に見せかけて、実は本作はコメディ映画なんだと思う。もっと言えばファンタジー映画かも。
「お城の地下から封印されしドラゴンが現れた」って話と同じくらいファンタジ>>続きを読む
藤井道人監督作品ハズレなし説・ただいま記録更新中!
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閉塞的な村✖️能✖️ゴミ処理施設誘致
さらに、
✖️隠蔽と腐敗
✖️犯罪者の息子が受ける理不尽ないじめ
✖️恋愛&サスペンス
い>>続きを読む
三島由紀夫 vs 東大全共闘1,000人。
右翼と左翼の知的バトルだ。
どんな討論になるのか、と思ったが、
三島の語り口がとても知的でユーモアに溢れ、会場を沸かせており、そんなにバチバチの討論会では>>続きを読む
大好きな作品で10回くらい見てるけど、10回見ても⭐️5評価は変わらない。
ほとんど「脚本の力」と「役者の演技力」だけで成立している極上喜劇。
“日本人あるある”満載。
ラジオ生放送の緊張感、長>>続きを読む
マンマミーア!
マンマミーアだよまったく、素晴らしいね。
マリオへの愛を感じる。
配管工設定からの横スクロールアクション、マリオカートチェイス、ドンキーコングバトル、ドカンワープ、効果音、BGMとマ>>続きを読む
ちょうどいい映画だったかなぁ。
ストーリーは難解すぎず、簡単すぎず、ちょうどいい。
あーそういうことか!のアハ体験がちょうどいい。
97分という尺がちょうどいい。
ハッピーエンド過ぎず、バッドエン>>続きを読む
娘(小学生3年生)がプライムビデオで見ていた映画。
私も一緒に鑑賞。
「なんかイメージと違うー」などと言いながら楽しそうに見ていたので、いい映画だったんだと思う。
私の心には何も迫るものはなかっ>>続きを読む
重くて面白い。
略して“おもおも”な作品。
自分のバックグラウンドを書き換えたい男たちの悲しい物語。
マグリットの絵画が、抜群に効いている。
この絵をもってきた人、天才。
この絵は「複製禁止」とい>>続きを読む
韓国版の原作より見やすく、楽しかった。
少し脇が甘くてコミカルな岡田准一は、久しぶり。携帯の着信音鳴っちゃうとことか笑ってしまった。
冷静と狂気の綾野剛もよかった。
あんたら、冠婚葬祭とかどう>>続きを読む
オウム真理教・広報副部長 荒木浩。
本作は、彼の「笑顔」が印象的なドキュメンタリーだった。
誤解を恐れずに言えば、彼は「善良」な人間だと思う。
いやむしろ、このドキュメンタリーを見る限りにおい>>続きを読む
なんだー?
あんまり真剣に考えるのはやめたほうがいいのかな。
腑に落ちないところは所々あるが、表面的な部分では惹きこまれた。
この惹きこみ力は、さすがのシャマラン監督か。