ブタブタ

フリージャックのブタブタのレビュー・感想・評価

フリージャック(1992年製作の映画)
1.0
小学校の図書館にあったポプラ社の江戸川乱歩少年探偵全集と少年少女世界SF文学全集が自分の本を読む事の楽しさの原体験とも言えるのですが、SF文学全集の1冊ロバート・シェクリイの『不死販売株式会社』が原作。
少年向けリライト版と映画化のさいにハヤカワ文庫で再刊されたオリジナルの両方を読みました。

しかし映画は原作の過去に事故で死んだ人間を、その死の瞬間に未来に移動させると言う一点のみのアイデアを使ってるだけで完全に別物。
『不死販売株式会社』は人間の魂と肉体を分離して他の人間に移し替える技術が実現してる世界で、更に幽霊やゾンビや狼男やポルターガイストや死後の世界などそれ迄オカルトとされた物が科学で解明されている未来世界を舞台に1950年代から150年後の世界に連れてこられた主人公が右往左往する、悪夢のディズニーランドとも言うべき恐ろしくも楽しい話しで映画も相当楽しみにしてたのですがガッカリ感は半端なかったです。

主人公が連れていかれるのが大した未来でないのは脚本の都合上だと思うし、ヒロイン(ルネラッソ)が何故か全然年取ってないし、アンソニーホプキンス演じる大企業の社長の目的がルネラッソをモノにしたくてもジジイなので相手にされず死んだ恋人の身体に乗り移ろうと言う何とも情けない上この上ないので。

「私のパワーを持ってしても彼女は──」と言うセリフがあるのですがパワーって何なんだ、財力なのか権力なのかちゃんと訳せ戸田奈津子(多分)の馬鹿野郎と思ったのを覚えてます。