リゲル

名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)のリゲルのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昔見た時はもう少し面白く感じた気がした。アニメスペンシャルで良さそうな、平坦なストーリー。

少年探偵団やコナンの図々しさ、非常識さが笑える。また元太が「うな重♪うな重♪」と吹くシーンや、それを一発で理解する歩美ちゃんが面白かった。演奏後の拍手中とはいえ、リコーダーを公演中に吹く元太よ…笑
相関図をコナン君が整理してくれたので、視聴者にもわかりやすかった。
オリキャラが魅力的。秋庭怜子のツンデレ具合が最高、歴代映画で1番魅力的かも。
キャラ同士の絆みたいな描写は薄い。新一と蘭のエピソードは弱め。(だけど夕暮れの中の新一と蘭は染みる。川辺の2人のシーンは綺麗。)園子と蘭の友情も推したかったようだけど少し薄い。今回しか登場しない秋庭怜子とコナンの絡みが多く、見終わったあとに印象がほとんど残らない。

パイプオルガンの鍵盤で起爆していく設定はユニークで面白かった。が、メインキャラたちは自分がピンチに陥ってることに気付いていないし、ドキドキハラハラ感はかなり薄い。
鑑賞当時は声で電話をかけるシーンがすごく印象的だったけど、今回見ると、そのシーンがすごくあっさり終わる事に驚いた。哀ちゃんがピンチを救ってくれるが、もう少しかっこいい方法があればもっと盛り上がれたと思う。
犯人が「息子の復讐」と「堂本への愛憎」をごちゃまぜにして犯罪を犯してしまったのが勿体ないと感じた。堂本の行動の原因は、調律が狂ってきた犯人自身だから動悸が身勝手に感じてしまうし、共感できなかった。

秋庭怜子のアメージンググレイスは美しく、歌唱シーンを楽しむことができた。

土曜プレミアムでカットされたものを見たから、配信があればフルでまた見たい。
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