「観たかったのにそういえば観てなかった」って邦画をしばらく観ていきたいと思ってまして。まずはこの作品から。
サラリーマンの夫がうつ病になった夫婦が、それを乗り越えていくお話。宮崎あおい、堺雅人のふたりで篤姫の時とは全然違う形の夫婦やってたけど、この夫婦もどちらもぴったりの役。夫婦の間に確かにある信頼とか愛情とかがしっかり伝わってきて、優しい温かい気持ちになれるし、こんな風に支えあえればなんとか、って安心感もあって、なんていい夫婦、って思わずにはいられない。
うつ病については、確かにもっと大変なこともあるのかも知れないけれど、理解のための導入としては十分描けてるんじゃないかと思う。ツレだけじゃない他のうつ病患者の登場で、その辺りうまく描いてるのもまた良い。
というか私最近、色々思うことあって、「ああもう私頑張らない!」って思ってたところだったから、同じ言葉出てきてドキッとした部分もあって。ああ、今こそ観るタイミングだったのかも、ってのもあるけど、「壊れずにあることが大事」とか、「あとで」のフレーズとか、うつ病患者じゃなくても、無理せず生きるために参考になることいっぱいあったし、それだけでも観て良かったんじゃないか、って思う、本当に良かった。