宮崎あおいさんを見たいという基準で借りる映画を選んでしまう病気にかかっています。
「うつ病にかかった”原因”じゃなくて、その”意味”は何かって考えてる」っていうような台詞があって、そこが好きでしたなぁ。
啓発本とかでも言えそうではあるけど、僕はすごくいいと思った。あおいちゃんの力かもしれないけど、好きな考えだ。
そういう思考の創造性みたいなものが僕はすごく好きで、分析とは違う「考える」ってこういうことなんだなーというものに憧れがある。
晴子が描くイラストにもそうしたユーモアと発想があって、才能を感じた。まさしく原作及び原作者の良さであろう。
映画としては中の中としか言えない。脚本はしっかりしていて、配役も的確で、演出も蛇足がないけど、ほとばしるエネルギーもない。なんだかいびつな映画。みんながきちんと仕事をしてるんだけど、中心がない。
仕事だけがあって、映画がない。
で、僕は最後のCGがすごく好きだった。CGめっちゃいい!このCGを作った人ナイス!
と、褒めてるんだかけなしてるんだか自分でも分からなくなった結果の4.3になります。