たろさ

バッド・ルーテナントのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

悪徳警官のテレンス・マクドノー(ニコラス・ケイジ)はセネガル人一家殺人事件の捜査に当たる。


ニコラス・ケイジが悪徳警官を演じる。ヤクをやる、しかも仕事中にも、押収したコカインを着服する、賭博をする、アメフト選手に八百長を強要する、ギャングと手を組む。情報を聞き出すために介護施設にいるお婆さん(ローレン・スウィニー)と介護の職員(イルマ・P・ホール)を脅してその後捨て台詞でひどいこをやたら言うシーンはひどすぎて笑ってしまった。
でも冒頭囚人のチャベス(ニック・ゴメス)を何だかんだ助けるし、何だかんだでかなり仕事熱心だし、暴力は振るわないという線引きはできている。不思議なタイプの主人公。めちゃくちゃな主人公像とニコラス・ケイジのオーバーアクトがよく合っていた。「散々悪いことをしているしどうせ死ぬんだろうな」と思ったら最後は昇進している。不思議なストーリー。
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