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トガニ 幼き瞳の告発のペンのレビュー・感想・評価

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)
4.0
韓国で実際に起きた事件を基にしているのですが、精神的にキツめの作品です。大人が子供に暴力を振るったり、性的暴行シーンもあったりと、虐待シーンがかなりあるので、人によっては本気でダメかもしれません。事実、一緒に観ていた私の妻は泣き出してしまい(感動ではなく不快感で)、二度と観たくないと言っていました。

しかし、この残酷極まりない事件を伝えるためには、ここまでする必要があったのだと思いますし、実際に被害にあった子供たちにとっては我々の想像以上の地獄だったでしょう。

この作品が公開された影響で、韓国の法律の改正にまで繋がったと聞きます。映画は事実を伝えるだけでなく、社会を動かす力があるのだと分かるエピソードです。

最初にお話した通り、精神的にキツい作品です。しかし、目を反らしてはいけない現実がここにはあります。まずは、こうした事件があったと知ることから始めましょう。韓国だけでなく、全世界の人が知るべきことだと思います。同じような事件を二度と起こさないために。
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