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黒猫・白猫のoden8のレビュー・感想・評価

黒猫・白猫(1998年製作の映画)
4.5
あなたは、オケツで釘を抜けますか?
手榴弾でジャグリングできますか?
愛しい人のパンティを被ったことありますか?
体にまとわりつく糞尿をアヒルで拭いたことありますか?
あるわけねぇ〜だろっ!!…いや、一つだけ心当たりが…なくもないような気がしないでもない…。

変な映画だぁ。

だって、ずっとダダンっちが…ご陽気でご機嫌さんなんだもの。
ダダンっちを観てると、こちらまで不意に小踊りしてしまいそうな作品。浮かれる悪党を観て、不快感を覚えなかったのは初めてだ〜よ〜。

お猫様親衛隊の僕としては。肝心のお猫様よりも、群れ群れアヒルんるんたちと廃車を齧るでかブタガッちゃんの主張が強すぎるっしょっ!?っていうクレームはおいといて。
不思議と"癒し"のある作品だったよね。

誰にでも。黒猫様や白猫様の様に、異なるカラーを持ちながらも。一対になるお相手がいるのよね。正反対の特色を持つからこそ、惹かれ合うものなんでしょうか。
なんとなく、彼らは運命的なもので結ばれている感覚にさせてくれるのね。

それは、親友であり。恋人であり。時には悪友でもあるの。

引き寄せ合う関係には、良いものもあれば悪いものもある。たとえ、それが悪いものだったとしても…。涙を拭いて、ご陽気に笑っていれば。巡り巡って福となるのかもしれないよね。

チャーミングなシーンに溢れてるんだよね。ストーリーの筋書きだけを追うと、些か重たくなりそうなのに。悲壮感を覚えさせない、キャラクターと音楽。それが、めっちゃ素敵なのです。
彼らの行動が茶目っ気でいっぱなんだよね。だから、ただただ自然とニヤけちゃうんですな。

恋心はかくれんぼ
ひまわり畑で被る
淡い蜜の香りがする
あなたのパンティ
ボクが捕まえる人は
あなただけ

Cast(役者·キャラ) 5
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4
Picture(画) 4.5
Acoustic (音) 5
24-59
あやわわ
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