自己満足点 36点
最近、「野ブタをプロデュース」が再放送されていて久しぶりに若い頃の亀梨和也を見て「ごくせん」を思い出しました。
当時2期も3期もリアルタイムでごくせんを観ていたのですが、完結編である映画の方は一度も観ていなかった事に気が付きました(笑)
なので今回観ることにしたのですが...
まずは好きだった所からです。
仲間由紀恵の暑苦しく真っ直ぐなヤンクミ姿を久々に観れて良かったです。
暑苦しい感じは今観ると大袈裟な気もしますが、その演技が好きだった当時を思い出せて良かったです。
生徒役だった主要キャストが殆ど出ていたのも好きでした!
亀梨和也は教育実習生としてメインキャラとして出ていて、小栗旬や速水もこみち、三浦春馬等、今では有名なキャストがこぞって出ていました。
卒業生が先生に会いに行くのって良いですよね。
それが学校の教師としての幸せなんだろうなとも感じます。
あと、前半の方で3期のメイン生徒6人と亀梨和也と1期の生徒である脇智弘が学校生活の思い出を語ってる場面も良かったです。
劇中における唯一集大成だなと思った瞬間でした。
内容も完結編にふさわしいものになってるのかと思いきや...それが全然なっていませんでした。
...正直、話はつまらなかったです。
内容は主に3つのエピソードで出来ています。
冒頭のハイジャックのエピソード、
現役生徒役の玉森裕太を助けにいくエピソード。
三浦春馬の騒動を解決するエピソードに分かれています。
そのハイジャックのエピソードが本当に余計です。
無駄にお金描けてるし無駄にシリアスだし、最後のオチになるギャグシーンは滑ってるし、何故入れたのか全然わかんないです。
次に玉森裕太をヤンクミが助けるエピソードに関してですが、
玉森裕太がチンピラに絡まれてる不良仲間を助けたら、実は暴走族だったという下りです。
その時点で「いつの時代だよ!」って感じなのですが、そもそも玉森裕太が学校と名前を堂々と言わなければ学校にまで乗り込んで来なかったわけで(笑)
あと、敵のアジトにヤンクミが突入するときに意味不明の爆発が起きます。
ヤンクミが力がある設定ではありますが、さすがに壁が爆発して中から出てくるのはさすがにトンでもが過ぎるし無理があります(笑)
三浦春馬の覚醒剤騒動に関しては突っ込みどころを上げるとキリが無いです(笑)
そもそも三浦春馬を生徒とヤンクミが探す下りも長すぎるし、敵の会社に潜入する下りもガバガバです。
そして、完結編としてる割にはまだ続きがあるような終わりかたでした。
そんな中途半端な終わり方をするくらいだったら一噌のこと、ヤンクミが極道の娘とバレたり色々あって教師辞めるような形にした方が良かったのでは?
とは言え、コードブルーの劇場版よりは全然増しな方でした。
こちらはまだ脚本構成自体はごちゃごちゃしてはいないし、解りやすい方でした。
ドラマの映画化作品として決して良い作品では無いけど、観るに耐えられないほどでは無いので楽しめる方は少なからずいると思います。
ちなみに、この映画でヤンクミが受け持つ生徒、豪華でしたね!
Kis-My-Ft2の玉森裕太だけでなく、「今日から俺は!」の賀来賢人と「レディ・プレイヤー1」の森崎ウィンまでいました。