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フレフレ少女のoden8のレビュー・感想・評価

フレフレ少女(2008年製作の映画)
3.9
あなたのフレフレもきっと届くはず。

いんやぁ〜、ガッキーを完全に嘗めてたなぁ…。今、思い返すとポッキーのCMを初めて観た時にゃ"なんじゃこの天使はっ!?"って脳ミソに激震が走ったもんなぁ。
この作品は、当時のディープインパクトの再来といっても過言やないかも。
これまで、ドラマも含めガッキーの出演作品を観たことがなかっただけに余計かも。

作品としては"どスレート"の"どスライク"な一本道の青春もんなんやけど。
中途半端に捏ね繰り回さない、シンプルさが潔い。平成臭ささが納豆の匂いの様にプンプンしている。
それはスポーツに打ち込んだことがある人なら誰もが感じたことがあるであろう汗の匂いにも近い。

一人の少女と四人の少年達の汗臭さ全開の物語。
決して優れた脚本とは言い難いけど。
ガッキーの魅力と演技。団長の元、彼女を支える四人の団員の演技が、僕の心のボルテージを徐々に上げていってくれる。
俳優陣の声、とくに声量は圧巻。そしてキレのある動きは称賛しかない。みんな喉辛そう。
個人的には、観る前は全くもって格好良いなんて感じる要素なんて皆無だろうと思っていた。
ところがどっこい。鍛錬されたもんは美しく品位と逞しさに溢れていた。

"応援"。それは誰かの力になりたいという強い思い。
スポーツで、ホームが有利なんは"応援"というアドバンテージが大きい。
闘っているんは選手だけではないのだ。
"応援"の力の素晴らしさや尊さが凄く伝わってきた。
迂闊にも、クライマックスのシーンではガッキーの熱い魂の叫びに涙がこぼれちゃった。

"硬派"と"押忍"。些か、古臭く泥臭い感じが小っ恥ずかしい気もするが。貫き通す姿は、勇ましく心から格好良いなと思う。ただ、"おしにん"ぐらい愛嬌と可愛いさがあるのも悪くないとも感じる。

不知火高校の動きが厳つ過ぎる。あんなキレッキレのん魅せられたら、試合に負けれへんわ…。

トドメのエンディングのAqua Timezが染み渡る。

"他人を応援することは自分を応援すことだと思うんです。あなたの励ましが友に勇気を与え。友の頑張りがあなたに元気を返してくれる。そうやって世界は高まりあっていくんです。"
by 百山 桃子

中学生時代の部活や20代前半から後半までやってたフットサルで声を枯らしながら応援したり、アホのコみたいに声出してプレーしてたの思い出しちゃったな💕www

cast(役者·キャラ) 5
story(物語) 4 
architecture(構成) 2.5
Picture(画) 4
acoustic (音) 4
22-223
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