延々と歩く

アメリカの災難の延々と歩くのレビュー・感想・評価

アメリカの災難(1996年製作の映画)
3.6
 養子として育った主人公が、実の親を探してアメリカ中を旅するドタバタコメディ。

 原題(『大騒ぎの中でも恋をしよう』くらいの意味か)の方がオシャレかつ本質を言い当ててると思うが、こういう邦題をつけたかった気持ちもわかる。えらく喧しくてエネルギッシュな人達がたくさん出てきて、「これがアメリカなんだよ!」ということなのだろう。

 好みからするとちょっとうるさ過ぎるけどね~。一部の批評家ってこの手のコメディ褒めたがりそうだよなーとかいうと刺々しすぎるのか。ラッセル監督の作品なら、こういう目配せがきいたものより「アメリカン・ハッスル」とかの方がシンプルで好きでした。

 ティア・レオーニの絵にかいたような「色っぽい美人秘書」感にLOVEズッキュン。この人のせいで最後までみちゃった。パトリシア・アークエットも所帯じみてきてるけどまだまだ全然エロ可愛い感じもいい。リリー・トムリンはこんな上手いのにまったく知らなくて舞台中心の女優さんなのかと思ったらすでにトニー賞やベルリン映画祭で評価されてる有名人だった。
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