しゅう

風の中の子供のしゅうのレビュー・感想・評価

風の中の子供(1937年製作の映画)
3.7
清水宏監督作二本立ての二本目。

オリンピックごっこ、盥に乗っての川下り、父親の帰還を喜んでのでんぐり返しなど、動きのあるショットの気持ち良さは流石だが、親の暮らしに翻弄される子供の哀感というものに疎い自分には、ドラマとしての興趣は今ひとつ。

ただ、仲間外れになった金持ちボンの金太を、三平が曲馬団見物に誘うラストは、予定調和ではあるがやっぱり嬉しい。
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