玉造

奈緒子の玉造のレビュー・感想・評価

奈緒子(2008年製作の映画)
3.5
「恋空」より自分はこの作品が好きだ。
知名度が上がったと同時に演技力も上がった気がする。

コミックが原作らしいが、原作はきっと細かい描写や二人の思いがもっと描かれているのだろう。

映画だけを観るとタイトルがなぜ
「奈緒子」なのか分からないが、
17才くらいの三浦春馬くんが
駅伝のエースとして疾走するシーンは何てキレイなんだろう。
引き締まった身体に流れて落ちる汗、躍動感溢れる疾走感と清涼感。
きっと春馬くんにしか出せない天性のものだろう。

事情がある上野樹理さんと春馬くんの関係性とがもっと描かれれば良かった。 上野樹理さんのセリフがあまりなく、表情で演技するしかないシーンが多かった。

春馬くんの存在感がさらに増した映画だ。
そしてライバルにあの綾野剛!
彼は有名になるのが遅かった俳優で、独特で異質な存在感があったが、ここでは春馬くんの爽やかで
真っ直ぐな主人公に負けてしまった。
この作品は春馬くんにしか目がいかない。
玉造

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