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復活の日のyoko45のレビュー・感想・評価

復活の日(1980年製作の映画)
3.7
原作は小松左京SF小説
 ある事故で猛毒のウイルスが拡散、動物が死に、乳幼児から大人まで感染が拡大、世界で暴動も起き大混乱、南極大陸にいた人々を除き人類は死滅する。さらに1年後、大地震の影響で米英露などの報復ミサイルが自動的に発射されて世界が2度も死んでしまいます。物語の内容は大きいし、撮影は南極、アメリカ大陸縦断、潜水艦も本物らしく何とも壮大な作品でした。
 日本人の出演者(草刈正雄、渡瀬恒彦、夏八木勲、千葉真一、緒形拳、小林稔侍、多岐川裕美)が若くて懐かしく、日本人以外でもオリビア・ハッセーが出演していて驚き。南極観測隊役の草刈正雄と夏八木勲は堂々として違和感なく外国の方と共演し、ひらたく言うととても格好良いです。看護婦役の多岐川裕美も、心身ともに疲れていく様が、花びらが一つまた一つ落ちていくようで悲しみを誘います。
 世界の2度目の死を止められなかった男(草刈正雄)は歩き出し、アメリカ大陸を歩いて縦断、死者と会話しボロボロになりながらもついに、報復ミサイルから逃れていた人々と、オリビア・ハッセーと・・ここで今ひとつ感動できなかったのが残念。
 大味な感は否めませんが、効く薬が無いというこの時期、自分は感染しないだろうみたいな甘い考えは無くなります。

(メモ)
40年前マスクは?潜水艦はどこへ?
南極政府の生殖管理は無茶
ハッセーは布施明と(作品と無関係)
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