有名監督に有名俳優と豪華な布陣のハズが当時のスターウォーズブームに乗っかってダサい映画撮っちゃいましたな感じの作品に!
恐らく出資者は企画書だけ読んでゴーサイを出したのでは?
それにしても低予算なのでステーションのセットとロボットのヘクターに全振りして他の特撮やミニチュア撮影はチープで奇妙なバランスで成り立ってる映画。
役者は一流なのにストーリーが陳腐なのでそこも変な空気感。
本来土星ステーションに行くはずのパイロットを殺害してまで成りすますハーヴェイカイテルの行動がよく分からない。
カークダグラスとファラフォーセットの2人きりで酷い環境になった地球に食糧を担わせてるのも変。
他にやる事無いのかちちくりあってるのは良いとしてセットもとても水栽培してるようには見えない。
色んなハテナで包まれた本作はまさにカルト。
目的も謎のヘクターを組み立ててから急にホラー要素が出てきてまぁまぁ面白くなる。
ルークと同じ手首切断やターミネーターばりに何度も蘇ったりランボーばりにトラップを作ったりするのがちょっとだけ面白要素に繋がって良かった。
土星蝕で通信が出来ないのはわかるが近くまで飛んで来てるなら何故やって来ないとか、色々ツッコミどころ満載なのが本作の魅力なのだろう。
それにしてもファラフォーセットの乳首がチラッと見せすぎやしないか?
私服以上に豊富な彼女のナイトウェアは魅力的だが冒頭で直ぐに見せたモノだから後半にもあるんじゃないかと期待してしまった。
追記。
Blu-ray版収録のテレビ版追加シーンと削除シーンを本編に追加してたら魅力度とわかりやすさがかなりUPしたと思う。